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CTP・デジタル化が
実現した
精度と時短で
品質向上、単納に
貢献したい

 製版行程はフィルムを用いUV光源で版に焼き付けてきたアナログ行程から、コンピュータのデータを直接レーザーで版に焼き付けるCTP主流へと変化した。デジタル化によって製版がどう変わったのか。
「殖版機でフィルムを使用して製版するとホコリやガラス面の汚れでヤレ版が出てしまうこともありましたし、フィルムの劣化でフィルム自体が伸びてしまったり細かな模様が削れてしまったりする不具合もありました。デジタル化でそれらの問題が解消されましたね。また、アナログに比べて製版の速度が格段に上がったので、変更、修正や急ぎの依頼にもスピーディに対応できるようになりました。大量のページものだって大丈夫です。
 とても線数の高い、細かな画像の版を出すこともありますが、これがもしフィルムだったらアミがつぶれてしまうのだろうな、などと思ったりすることもあります。カレイドという高精細な印刷には、精度の高い網点が必要です。デジタルだから可能な印刷技術ですね」

業界永遠のテーマ…
校正・検版による
プリプレスの「最後の砦」

 しかし、デジタルならではの問題点もあるのではないだろうか。
「データのやり取りになるので、印刷に適した形式に変換する過程でデータエラーが起きてしまった、という問題点がありました。このような問題点がネックでリピート再版も検版済み保存フィルムを希望されるお客様もいらっしゃいます。しかし、データエラーによる問題点は、エラーのない正常解析されたデータを保存しておく事で、エラーや製版ミスのないリピート再版が可能です。
 問題点は『デジタル故』よりもやはり、校正段階では、人の手、人の目が確認作業を行っていることでしょうか。どうしても文字入力等の作業も人間が行うので、お客様に校了を頂いても、希にミスや誤植が見つかる事がありますね。
 刷版は本来文章や文字の正誤を確認する部署ではないのですが、検版時に併せて最終校正を行うようにしています」
優良な印刷物を作るためには、使い勝手や印刷技術は勿論だが、『校正』『検版』という最も重要でかつ難しいポイントがある。
「弊社の印刷設備は枚葉印刷、フォーム印刷、オンデマンド印刷の3種に分類されますが、版を使用するのは枚葉とフォームの2種類。しかし印刷機の種類が変われば印刷する際のクワエも変わりますし、枚葉印刷機は機械の大きさによって版の大きさが違います」

「版の種類、クワエ、寸法、面付け、文字絵柄に線数や汚れなど、確認する事項が多いので配属当初は覚えるのが大変でした。それに精度が高い分、ほんの少しの汚れでも正確に印刷に反映されてしまうので、確認には非常に神経を使います。
 同様に校正も文章だけを見れば良いというものではなく、配置された画像が正しいか、ページものなら目次と本文のノンブルが合っているかなどと校正紙上のありとあらゆる部分を確認します。言語能力も確かに必要ですが、どちらかというと集中力と注意深さがものをいう作業ではないでしょうか」
 根気のいる業務をコツコツとこなす近藤。彼女に助けられた営業マンやDTPスタッフも多い。

『モノ』になる前に
『コト』としてすませる
幅広い知識と
経験を求めて

「刷版はデザイン制作と印刷の橋渡し役的な部署で、DTPのデータという『コト』から印刷物という『モノ』へシフトする節目の行程。もし仮に刷版より後の工程でミスが見つかった場合、再作業に時間とモノが必要になります。大きな損失ですし、なにより納期などお客様にご迷惑をかけてしまうことになりかねません。ミスは私が止める!という想いで業務にあたっています。
 また、よりよい印刷物をお客様にお届けするために、刷版だけではなく幅広い印刷知識を身につけることが必要だと、精進の日々ですね」
 彼女のような、合同印刷社員の品質に対する熱い想いが良品につながる。

近年、カラー印刷のクオリティーは目まぐるしく向上した。製版機器はデジタル化され非常に高いレベルの精度が保証されている。そのような印刷の現場で、更なる品質向上を目指し業務を遂行する部門が製造部デジタル印刷課(DP課)内に存在する。
DP課員で製版及び検版を担当する女性スタッフ近藤に検版要員としての良品への想いや、日々感じる問題点を赤裸々に語ってもらった。