2025年1月29日

WordPress?何が出来るの?

WordPress?何が出来るの?

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WordPressってどんなもの?

WordPress(ワードプレス)は、世界で最も広く使われているオープンソースの『コンテンツ管理システム(CMS: Content Management System)』です。技術的な知識が少なくても、簡単にブログやウェブサイトを作成・管理できることが特徴といわれてるWEBサイト構築プラットフォームです。

このプラットフォームを使えば、プログラミングの知識がほとんどない人でも、ホームページを作成することが可能です。ブログやサービスサイトはもちろんのこと、オンラインショップまで作成可能というのは、その便利さを物語っています。

とはいえ「簡単に自分の想い通りに」には、ある程度のスキルと知識が必要になりますし、そもそものWordPress環境の構築方法や構造自体の理解など、導入までにある程度の学習は必要です。
それら初動時の「壁」を超えてしまえば、デザイン面でも自身で作り込みが可能です。

「商品のカタログをオンラインで表示したい」「自分の考えや情報を発信したい」「予約機能を備えたサイトを作りたい」など、多種多様なニーズに対応できるのがWordPressの大きな強みです。デザインテーマが、有料・無料ともに非常に多く用意されているので、企業向けにおいても、プロフェッショナルな見た目と機能を両立させたサイトを複雑なコードを熟知しなくても作れるため、幅広い層に愛用されています。

今回は、弊社でもメインで使用し、お客様にも納品実績のある有料テーマ「Avada」についても簡単にご説明します。

WordPressってどんなもの?

WordPressで何が出来るの?

WEBサイトの構築

WordPressを使えば、専門知識がなくても高品質なWEBサイトが構築できます。基本的な操作は文章作成ソフトの延長線上にあるような感覚で、テーマを選び、画像やテキストを挿入するだけで素敵なデザインのページが完成します。ビジネスサイトやポートフォリオ、ニュースサイトなど、さまざまなジャンルに対応できるのも魅力です。

ECサイトの構築

WooCommerceという強力なプラグインを活用することで、簡単にオンラインショップを構築できます。商品登録やカート機能、決済方法の導入まで、スムーズなEC体験を提供できるため、初心者から経験者まで多くのユーザーがこのプラグインを活用しています。
ただし、日本での使用には様々なハードルがあるため、ECサイト構築は別の方法が良いかとも考えます。

SEO対策が易しい

WordPressは検索エンジン最適化(SEO)にも優れています。検索エンジンで上位表示を狙うための内部設定がしやすく、またAll in One SEO PackやYoast SEOなどのプラグインを使うことで、効率的なSEO施策が可能です。コンテンツマーケティングを重視するビジネスにも大いに役立ちます。

簡単なアップデート

一度構築したサイトでも、必要に応じて素早く編集・更新ができます。新しい情報を追加したり、デザインを微調整するのも容易です。これにより、常に新鮮な情報を提供するアクティブなサイト運営が実現します。

ホントに簡単?

「WordPressを使えば、専門知識がなくても高品質なWEBサイトが構築できます」と書いたものの、実際には様々なハードルがあり挫折されるかも多くはありません。WordPressはサーバやデータベスの設定を含め、最初に設定する項目が数多くあります。また、ノーコードでもWEBサイトを構築できる事は間違いありません。ただし、あくまでも「HTML/CSSを使わずにデザインをカスタマイズできる」のであって、HTML/CSSの知識が不要というわけではありません。デザインにこだわる、機能を追加する、などいずれのサイト強化には専門的な知識が必要になってきます。

また、挫折理由として良く耳にするのは、「ワードプレスの使い方そのものがわからない・理解できない」という最も基本的なものです。私も、HTMLでのサイト構築からWordPressでのサイト構築に業務を移行する際に、同じように「なにこれ、全く解んない…」となりました。WEBサイト構築におけるページ構成の構造を理解する前に、やはり挫折し1年ほど放置してしまった事もあります。初心者向けの書籍も複数ありますが、PHPというプログラムを使用する事もあり、全くの初心者にはかなりハードルが高いのも事実です。

ちなみに、WordPress自体の導入は無料です。しかし、後述するWordPressの視覚的デザイン面(WEBサイトの外観)を司る「テーマ」には無料もありますが、機能面、デザイン面で優れているものは有料になります。海外メーカーのものは無数に存在しますし、国内でもとても優秀なテーマをリリースするメーカーも存在します。

WordPressのテーマとは?

テーマの概念

WordPressにおけるテーマとは、WEBサイトのデザインや構成を大きく変えるテンプレートのことを指します。テーマをインストールするだけで、ページ全体の風格やレイアウトを大きく変えることができます。例えば、シンプルでクリーンなデザインから、写真やビジュアルを前面に押し出した大胆なデザインまで、テーマ次第で自由自在です。

テーマの使用利点

デザインをコーディングなしで大きく変えられる

HTMLやCSSなどの知識が不要で、プロが作成したような洗練されたサイトデザインを簡単に導入できます。

ユーザー体験を向上させる

デザインに応じたナビゲーションやページ構成が可能となるため、訪問者にとって使いやすいサイト作りが実現します。

簡単なカスタマイズ

ウィジェットやメニューの設定で、直感的にレイアウトを微調整できます。

WordPressのテーマたち

オススメの有料テーマ「Avada」

Avadaとは?

Avadaは、WordPressテーマの中でも特に人気の高い有料の「多目的テーマ」の1つです。ThemeForestという海外のテーマ販売プラットフォームで圧倒的なダウンロード数を誇り、初心者からプロのWEBデザイナーまで全世界で幅広く利用されています。

弊社の実績としても、2016年以降WordPress案件では使用率100%。お納めするWordPressサイトはAvadaで構築したサイトとなっています。
もしかしたら、日本国内で一番Avadaを購入しているかも。

WordPress有料テーマ「Avada」Officialサイト

Avadaの魅力

視覚的なページビルダーが強力

Avadaには「Fusion Builder」という直感的なドラッグ&ドロップ型のページビルダー(ホームページを視覚的に構築できる機能)が搭載されています。この機能により、コードを書かずに複雑なレイアウトを作成することができます。要素を配置したり、スタイルを変更するのも簡単です。

多彩なデザインオプション

Avadaは無限に近いデザインカスタマイズが可能です。ヘッダーやフッター、カラースキーム、タイポグラフィなど、細部にわたる設定が簡単に行えます。そのため、他のサイトとは一味違うオリジナリティ溢れるデザインを実現できます。

レスポンシブデザイン対応

現代のWEBサイトにおいて、スマートフォンやタブレットでの表示最適化は不可欠です。Avadaは完全にレスポンシブ対応しており、どんなデバイスでも美しく表示させる事が可能です。

高速なパフォーマンス

Avadaは軽量で最適化されたコード構造を持ち、高速な表示速度を実現します。これにより、訪問者の離脱を防ぎ、SEOにも好影響を与えます。

豊富なデモサイト

Avadaには事前にデザインされたデモサイトが数多く用意されています。これらのデモを1クリックでインポートし、あらかじめ完成された状態からカスタマイズしてオリジナルサイトを構築していくため、効率的にサイト構築が進められます。

Avadaに搭載されたデザインテンプレート集

Avadaには2025年2月時点で109サイト分の仮構築されたテンプレートが附属します。基本デザインとしたい仮構築サイトをインストールして、それをベースにサイトを構築することで、スムーズにデザインアップされたサイトを構築することができます。また、ほぼプレーンな状態のClassicテンプレートも用意されており、オリジナルのデザインイメージをお持ちの方は、そこからスタートするのもあり。私たちも、そのようにオリジナルサイトを構築しクライアントに提供しています。

Avadaの優位性

初心者でもプロ並みのデザインが可能

直感的な操作でデザインが作れるため、WEB制作の経験が少ない方でも高品質なサイトを構築できます。

高い自由度

ビジネスサイト、ポートフォリオ、ブログ、ECサイトなど、どんなジャンルのサイトにも対応可能。欲しいデザインのデモサイト、ジャンルに特化したデモサイトを起点に自由にデザイン変更が可能です。

手厚いサポート体制

公式ドキュメントやコミュニティが充実しており、トラブル時にも迅速な解決が期待できます。
実際にトラブルが発生した際には、メールで問合せしたところ丁寧に対応いただき、解決できたしたことも経験済み。海外からの対応なので「即時」ではありませんが…

Avada使用時の課題

ここまで魅力ばかりをお伝えしてきましたが、もちろん課題もあります。

管理画面もマニュアルも全てが英語

Themeforest日本向けLP

Themeforest日本向けLP

とても便利で優秀なAvadaですが、なんと…日本語対応ではなく全て英語となっています。オーストラリア発祥のテーマなので仕方ありませんが、2025年の現時点で確認できている事としては、Avadaを販売しているThemeForest(Envatoが運営)も日本の市場を視野には入れているようで、日本向けのLPは用意されています。が…その先は全て英語サイトでの解説となります。Google翻訳を活用すれば問題ありませんが…
もちろん、「手厚いサポート」も英語。しかし、メールで問合せすれば丁寧に対応してくれます。

「もう…そんなの無理!」という方には、残念ですがおすすめしません。

しかし、弊社が制作代行を行い納品させていただいた実績から言うと、もとよりご自身で「コンテンツを管理したい」とご要望されるお役様は皆、ご自身で更新管理されている方ばかりです。立ち上げのハードルがなければ、簡単なレクチャーでご利用いただけるようなとてもシンプルな構造であることは間違いありません。
また、日本語化も可能といえば可能です。

文字や文化が違えばバランスも違う

もう一つの課題も、やっぱり「外国産ならではのデザインテンプレート」という点。
アルファベットならバランス良く見える文字サイズも、漢字、平仮名に変わった途端、一気にアンバランスになってしまいます。インポートしたデザインサンプルデータに文字を流し込み、写真を差し替えて完成もさせられますが、やっぱり日本語表記のサイトとしてはバランスが悪いんです。日本語組版のお作法もありますしね。

デザインに悩む…しかし、CSSを理解していなくてもAvadaに搭載されたグローバルオプションで細かく設定できるため、最初の設計をしっかりしておけば日本の閲覧者に向けたデザインバランスで、問題なくサイトを構築することができるます。もちろん独自のCSSを使用される事で、デザイン面での全体管理はもっと自由になります。

サイト設計やデザインにはスキルが必要

「ノーコードでホームページが構築できる!」が売り文句のAvadaですが、例えば自社の雰囲気や持ち味を伝えるコーポレートサイトを作ろうと思ったら、デザインスキルはもちろん、CSSやPHP、HTMLなど専門知識も必要になります。それがないと、痒いところに手が届かず結局投げ出してしまうことも。
そんなときは、我々の様な専門業者に最初の構築だけお任せする、という方法でも良いかもしれません。

Avadaを導入しても実際にコーポレートサイトを一つ立ち上げるのに、やはり1、2ヵ月かかってしまいます。
制作期間を費用に換算すると、それなりのコストはかかってしまいます。
しかし、WordPressサイトをスクラッチ(完全フルオリジナル)で作ったり、HTML5/レスポンシブ対応で作るよりも若干お値打ちで作成できるとお考えください。

まとめ

WordPressは誰でも簡単にプロ品質のWEBサイトを作れるプラットフォームです。WordPressが「身体」でテーマが「洋服」だと考えると、テーマでどのようなデザインを選ぶかでサイト全体のデザインが変わってきます。その中でも、弊社もメインで利用しているオールインワンテーマ「Avada」は、初心者でも高度なデザインを実現できる万能テーマとして非常に優秀です。

「ホームページを作ってみたい」「自社サイトをもっと魅力的にしたい」と感じている方には、ぜひAvadaを活用してみることをおすすめします。

Categories: コラムPublished On: 2025年1月 29日By
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