2026年9月17日
環境配慮への取り組み
「ベジタブルインキ」と「ノンVOCインキ」の違いとは?
「ベジタブルインキ」と「ノンVOCインキ」の違いとは?
環境配慮と高品質を両立する、合同印刷のカラー印刷提案
近年、企業カタログやパンフレット、CSRレポートなどで「環境に配慮した印刷物であること」を示す各種環境マークの表記が一般的になってきました。その代表格とも言えるのが「ベジタブルインキマーク」と「ノンVOCインキマーク」です。
どちらも地球環境への負荷を減らすための素晴らしい技術ですが、実はその「アプローチ方法」や「印刷の仕上がり」には大きな違いがあります。
豊橋合同印刷株式会社では、地球環境への優しさはもちろん、製品としてのクオリティや生産効率までを含めた総合的な視点から、カラー印刷において「UV印刷機×ノンVOCインキ」の組み合わせを積極的にご提案しています。本記事では、それぞれのインキの特徴と、私たちがノンVOCインキを推奨する理由を解説します。


ベジタブルインキ(植物油インキ)とは?
ベジタブルインキは、従来インキに含まれていた石油系溶剤の一部を、大豆油やヤシ油などの再生産可能な植物油に置き換えたものです。
- 石油資源の使用削減:有限な化石燃料の消費を抑制します。
- カーボンニュートラルの推進:植物が成長過程でCO2を吸収しているため、廃棄時のCO2排出を実質的に抑制します。
長年、環境対応インキの代名詞として多くの印刷物に採用されてきた実績があります。
ノンVOCインキとは?
VOC(揮発性有機化合物)とは、光化学スモッグやPM2.5の原因とされる大気汚染物質のことです。このVOCをほとんど含まない(1%未満)インキが「ノンVOCインキ」です。
- 大気汚染の防止:有害な揮発性物質の排出を抑えます。
- 作業環境の向上:印刷現場の空気質を守り、作業者の健康にも配慮しています。
大気保全という観点から、世界基準で普及が進んでいるインキです。
なぜ合同印刷は、カラー印刷に「ノンVOCインキ(UV印刷)」をおすすめするのか?
合同印刷のカラー印刷の主軸である「速乾UV印刷機」では、ノンVOCインキを採用しています。環境対応マークのニーズがある中で、あえてこちらを推奨する理由は大きく3つあります。
| 理由 | 解説 |
|---|---|
| 製造工程の省エネ | UV(紫外線)で一瞬で硬化させるため、従来の熱乾燥のような大きなエネルギーを必要としません。工場全体の消費電力削減に貢献します。 |
| 圧倒的な品質 | インキが即座に定着するため、パウダー(粉)が不要です。裏移りや色ムラを防ぎ、鮮やかでクリアな発色を実現します。 |
| 短納期への対応 | 乾燥待ちの時間が発生しないため、印刷後すぐに加工工程へ回せます。緊急のスケジュールにも柔軟に対応可能です。 |
グリーンプリンティング(GP)認定工場としての強み
私たち豊橋合同印刷株式会社は、日本印刷産業連合会が定める環境基準をクリアした「グリーンプリンティング(GP)認定工場」です。
この認定を受けている当社の強みは、「自社工場で製造するすべての印刷製品が、環境配慮製品として認められる」という点にあります。
外部の協力会社を介さず、当社のGP認定工場という環境下でプロセスを完結させることで、お客様は複雑な手続きなしに、信頼性の高い「環境配慮型印刷物」をスムーズに制作いただけます。お客様のCSR活動やSDGsへの取り組みを、確かな品質とスピードで強力にバックアップいたします。
総合的な環境配慮と高品質をお届けするために
「ベジタブルインキ」と「ノンVOCインキ」、どちらも地球環境保護に向けた重要な技術です。
- 原料由来の環境貢献を重視したい場合:ベジタブルインキ(油性印刷)
- 製造工程の低炭素化と、製品の高品質・短納期を両立したい場合:ノンVOCインキ(UV印刷)
合同印刷では、単にマークを掲載するだけでなく、「印刷物の完成度」「製造時の環境負荷低減」「納期」という多角的な価値をお客様にお届けするため、カラー印刷にはUV印刷機によるノンVOCインキをおすすめしております。
ご企業の環境方針や、印刷物に込めたいストーリーに合わせて最適な仕様をご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

