豊橋合同印刷株式会社では、地域貢献活動の一環として、事業活動の拠点となる豊橋市内小学校低学年児童を対象にした「残紙のなつやすみカレンダー」の制作・配布を企画しています。これまで、事業所近隣の小学校に限定して配付してきましたが、今年は市内全域の小学校を対象に配付させていただきます。

夏休みカレンダーってどんなもの？

このカレンダーは、児童が夏休み期間中の生活や学習計画を自ら立てる習慣を育み、家庭内でのコミュニケーションや生活リズムの維持に寄与することを目的としています。

なぜ企画したの？

環境への配慮（残紙の活用）

印刷工程で発生した未使用紙（残紙）を再利用し、資源を有効に活用する取り組みの一環として行っています。

色覚への配慮（特色２色印刷）

あえてフルカラーではなく、特色２色による印刷を採用しています。これは、色覚に多様性のある児童も健常者と近い色感覚で内容を判別できるよう配慮した設計であり、ユニバーサルデザインの観点を踏まえたものです。

児童の自立と計画力の育成

日々の予定や宿題の記入欄を設けることで、自主的な生活管理を促し、学びの習慣づけにつながることを願っております。

ＭＵＤ（メディアユニバーサルデザイン）への取り組み

フルカラー印刷で表現されたイラストも色覚によっては、感じ方が異なります。今回は、特色２色で表現することで、表現されたものをどなたも同様に感じられる色彩であることを意識しました。
デジタル化が進み、フルカラー、高色域であることが当然の現代で、今なお愛される色数が少ないながらも想像力を膨らませた絵本のような、印刷物だからこその「味」を表現しています。
※カレンダーの印刷色、見え方はシミュレーションによるものです。